UpとOpen


朝は晴天だった。つい馬鹿面で空を見上げると自然に“アー”と口が開く。
Upという語はこの行為から生まれたのだろうな。


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口を開けるのだったら“オー”でもかまわないなと思ったら、Openの語源は
Upと同じでPIE root *upo "under," also "up from under,"だ。
Op-も“下から上”という意味だ

Openは“(下から上に蓋を)開ける”なのだ。


語源辞典に明記はされていないが、このOpの“下から上に”から発生したのが
“(持ち上げる)仕事“
“(仕事の結果の)作品”
“(仕事の結果)たくさん生産する”


という意味になったのではないかというのが今日の妄想だ。
関連語は下記の通りになる。


Opus
作品、(文学・芸術上の)作品、著作
from Proto-Italic *opi-, from PIE root *op- "to work, produce in abundance."

Operation
運転、作動、運行、経営、会社、企業、手術、作業
from opera "work, effort," related to opus (genitive operis) "a work"
(from PIE root *op- "to work, produce in abundance").

Opera
オペラ
from operari "to work," from opus (genitive operis) "a work"
(from PIE root *op- "to work, produce in abundance")

Office
事務所、オフィス、会社
from PIE root *op- "to work, produce in abundance") + combining form of
facere "to make, to do" (from PIE root *dhe- "to set, put")

Opulence
富裕、豊富、華やかなこと、豊麗、絢爛
from PIE root *op- "to work, produce in abundance."



一方、下を見る時は“ウン”と口が閉じる。Onだ。Downもしっくり来る。Nの
この時は“閉鎖”のイメ−ジにフォーカスするということだ。

他民族名と英語

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今日Chicaneryと言う単語に出会った。

Chicanery :(政治・法律上の)言い抜け、ごまかし

語源はChicano : チカーノ,メキシコ系アメリカ人 かと思ったが関係なかった。
確かな語源は不明のようだ。
でもメキシコ系アメリカ人の皆さんには申し訳無いが、このチカーノ=ごまかし、
で覚えてしまった。


この単語は違ったが、Slave(奴隷)はSlavs(スラヴ人)が語源だ。他民族名や地名
が特定の意味(多くは良くない意味)を持つことは英語では良くある。
こういうことは日本語ではないだろう。馬鹿ちょんの“ちょん”は朝鮮とは関係ない。

ちなみにJapan は”漆を塗る“。Japは“待ち伏せをする、不意打ちをする。”だ。


今思いつくものをいくつかあげてみる。


Vandalism
芸術の故意の破壊(行為)、暴力行為
from the tribe's name for itself (Old English Wendlas), perhaps from
Proto-Germanic *wandljaz "wanderer."

ローマ略奪で有名なヴァンダル族だ。この名前はスペインのアンダルシアの語源
でもあるという。その名の語源はwanderer;彷徨うもの、だ。確かに東欧から
ローマ、スペイン、北アフリカまでさまよった民族だ。



Baloney /bələʊni(米国英語)/
ばかげたこと、たわごと
perhaps influenced by blarney, but usually regarded as being from the
sausage, as a type traditionally made from odds and ends.

ボローニャ→ボローニャ・ソーセージ→ソーセージ→半端な肉で作る→たわごと、
という変化だそうだ。ちょっとつまらない発展だ。


Laconic /ləkάnɪk(米国英語)/
簡潔な、簡明な、むだ口をきかない
from Lakon "person from Lakonia,"

Laconia (=スパルタ) の人は言葉が簡潔であるといわれたことからだ。



Spartan /spάɚtn(米国英語)
スパルタ式の; 武勇の; 質実剛健な,厳格な.
Sparta:Capital of Laconia in ancient Greece, famed for severity of its
social order,

これも質実剛健と言われたスパルタにちなむ。車の宣伝で“スパルタンな走り”
という表現を聞いた事があるが、どういうことかな?


Sardonic /sɑɚdάnɪk(米国英語)
冷笑的な、人を嘲弄(ちようろう)する、皮肉な
from Latin sardonius "Sardinian," because the Greeks believed that eating
a certain plant they called sardonion (literally "plant from Sardinia,") caused
facial convulsions resembling those of sardonic laughter,


イタリア サルディーニャ島産の”引きつり笑いのような症状を引き起こした後、
死に至らしめる”という毒草”sardonion:毒芹“が語源だ。ドクウツギ、トリカブトと並んで
日本三大有毒植物の一つ。(ウィキペディアより)



Spruce /sprúːs(米国英語)/
こぎれいな、きちんとした、ぱりっとした
A type of leather imported from Prussia

“プロシアから輸入した皮で作ったjerkin:短い上着”から来ている



下記のものは語源辞典には明記されていないが、アヤシイ。


Truculent /trˈʌkjʊlənt(米国英語)/
獰猛(どうもう)な、残忍な、痛烈な、しんらつな
from trux (genitive trucis) "fierce, rough, savage, wild," perhaps from a
suffixed form of PIE root *tere- ( "cross over, pass through, overcome.")


トラキアと関係ないだろうか。Thraciaは、バルカン半島南東部の歴史的地域名。
トラキア人は古代ギリシアやローマ帝国の文献に現れ、当時のヨーロッパでは有数
の人口と勢力を誇ったといわれる。
ヘロドトスの『歴史』には、トラキア人の奇習(火葬、一夫多妻、人身御供、
子売りなど)について書かれている。(ウィキペディアより)


Avarice /ˈæv(ə)rɪs(米国英語),
(金銭に対する)強欲、貪欲(どんよく)
form of avere "crave, long for, be eager," from Proto-Italic *awe-
"to be eager," from PIE *heu-eh- "to enjoy, consume"

アヴァール人と関係があるのではないかと思う。
フンが姿を消してから約1世紀の後、フンと同じく現在のハンガリーの地を本拠
に一大遊牧国家を築いたのがアヴァールである。
モンゴル系の民族なので、印欧語では悪い意味にしかならない。






プロフィール

NP  for 木根 徹(Tohru Kine)

Author:NP for 木根 徹(Tohru Kine)
大阪市在住
心の書は「国語入試問題必勝法」と『蕎麦ときしめん」

妄想系の初老の男性
TOEICベストスコアは955。
でも、このところずっと受験していません。

英語がらみでいろいろな妄想を書き付けています。

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