84.SKYのKと空のク


〜新漢語林で覚える英単語シリーズ〜

古代中国の言葉の音を反映しているとされている漢音、呉音等をたよりに英単語を暗記して行こうという企画です。武器は電子辞書と白川静先生の文字学の入門書と想像力です。

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空 (漢 コウ  呉 ウ kong )
意味 そら、むなしい、何もない、つきる。むなしく、からにする、うつろにする
解字 形声  穴+工。音符の工はのみなどの工具で貫くの意味、貫いた穴の意味からむなしい。転じて空の意味。

Sky  そら、大空
語源 PIE root *(s)keu- "to cover, conceal""cloud, region of the clouds, sky;"

クの音で空だ。

<Memo>
この2つに関連があるとするには少し強引過ぎるだろうか。だが、語源からアプローチするとそう違和感はない。

印欧語Skyは*(s)keu-覆うものだ。CにはCoverでおなじみの覆うイメージがある。
また、Sky(空)とは元は空を覆うCloud(雲)だったというのが語源辞典の説明だ(!)。

さらに、Cloud(雲)の語源を見ると、空にあるClay(粘土)だというのだ。ここまで来ると我々現代日本人のイメージでは付いて行きにくい。(ClayはGlueで“凝”グッと握るイメージだ。)

空=雲とは。この語の起源となった土地はいつも曇りだったのだろうか。
北欧州はいつも曇天が多く晴天の日は稀だ。あそこらへん起源の言葉かもしれない。

だが、再び語源辞典の定義に逆らいたい。

Cには中空というイメージの語が多くある。
空=空っぽ、だと思う。
これは、Cover“覆う”から発展して、Camera(部屋)やCane(葦)、Canal(運河)、Can(缶)等だ。
このイメージだと、文字の空の解字と一致する。こっちのほうがしっくり来る。

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プロフィール

NP  for 木根 徹(Tohru Kine)

Author:NP for 木根 徹(Tohru Kine)
大阪市在住
心の書は「国語入試問題必勝法」と『蕎麦ときしめん」

妄想系の初老の男性
TOEICベストスコアは955。
でも、このところずっと受験していません。

英語がらみでいろいろな妄想を書き付けています。

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