361.疲労とfatigue


〜新漢語林で覚える英単語シリーズ〜
古代中国の言葉の音を反映しているとされている漢音、呉音等をたよりに英単語を
暗記して行こうという企画です。武器は電子辞書とネットと想像力です。

ふぁてぃ


疲(漢  呉 ビ pi)

意味 つかれる、くたびれる、疲労 
解字 形声。疒+皮。皮は跛(ハ)に通じ、片足を引いて歩くの意味。つかれて片足
を引いて歩くの意味からつかれる。


Fatigue   /fətíːg(米国英語)
疲労、疲れ、(材料の)疲れ、(兵士の懲罰に課される)雑役、作業服
from Old Latin *fatis, which is of unknown origin but apparently related to
affatim (adv.) "sufficiently" and to fatisci "crack, split." The second half
is the root of agere "to set in motion, drive; to do, perform"



漢字の疲(ヒ)とFatigueのFaでは音が似ていて、意味がほぼ同じ。

<関連語>
frazzle
(ぼろぼろに)すり切らす、疲れさせる
from Middle English facelyn "to fray" (mid-15c.), from fasylle "fringe, frayed edge," diminutive
of Old English fæs "fringe, border."


<メモ>

本当は漢字の疲(ヒ)とFatigueのFaでは音が似ているとは言いがたいが、昨日の
360.破壊のハとFragile を書いている時にこのセットに関連を感じた。


新漢語林の解字では、疲は跛行(はこう)に通じるとある。びっこのことだ。
足を引きずる→疲れる、ということだ。

白川説ではヒが疲れるという意味であり、“皮”は音を借りるために適用されている
もの(形声)との説明だ。何故“疲れる”が“ヒ”なのかについては説明がない。
(ヒーが疲れた時に出す声だと言うのはありそうだ。)

だが、ここでは、破と同様に“はがれる”のイメ-ジで問題ないのではないかと思う。
皮が劣化してボロボロはがれる様子が“疲れる”となったのだ。


そしてこのイメ-ジはFatigueの語源fatisci "crack, split."に通じる。割れたり
裂けたりする様子が“疲労”となったのだ。



ちなみにFatigueには“兵士が行う軍務以外の労働(洗濯、穴掘り、排水など)”と
言う意味があり、そこから“作業服”という意味も発生している。

Fatigue dressでググると迷彩柄のファッションのお姉ちゃんの画像だ。迷彩柄の
カジュアルな服といった感じなのだろうか。
Military lookだと軍服よりのファッションが表示される。



60分


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プロフィール

NP  for 木根 徹(Tohru Kine)

Author:NP for 木根 徹(Tohru Kine)
大阪市在住
心の書は「国語入試問題必勝法」と『蕎麦ときしめん」

妄想系の初老の男性
TOEICベストスコアは955。
でも、このところずっと受験していません。

英語がらみでいろいろな妄想を書き付けています。

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